2012年07月22日

これでいいのだ。

初音ミクのリリース直後からニコニコ動画で活動し、
歌詞・メロディ・オケ・ボカロ調整技術のいずれもハイクオリティな楽曲で
多くのボカロ民から支持を集めている、ぺぺろんPこと虹原ぺぺろん氏。


2012年8月29日に、Avexのレーベル・HPQより、
アルバム『ReFraction -BEST OF Peperon P-』でメジャーデビューとのことで。


[初音ミクwiki]
http://www5.atwiki.jp/hmiku/pages/22279.html

[Amazon購入ページ]
ReFraction -BEST OF Peperon P- (ALBUM+DVD) [CD+DVD] / 虹原ぺぺろん (CD - 2012)
http://www.amazon.co.jp/dp/B0089F2S0S



アルバムリリースの一報が出た時点から、
俺にとって気になっていたのは「トラックリストはどうなるんだろう」ということ。

このブログを開設して、いちばん最初にライナーノーツを書いた曲でもあり、
虹原氏との唯一の(おそらくは最初で最後の)コラボ曲である「Bye-bye My Blue Bird」。





ぶっちゃけて言ってしまえば、この曲が収録されるのかどうかの一点に尽きた。


しかしその後、虹原氏のツイートで
「殿堂入り曲はほとんど入ります。尺の関係で入らないものもあるけど」
という発言を目にしたことで、悩みはほぼ解消された。

そして、上にも貼ったミクwikiの記事で、トラックリストを確認。


「あぁ、やっぱり入らなかったか。よかった」


と、胸をなでおろして安堵した。



メジャーアルバムに自分の作詞した曲が入らなかったということであれば、
悔しがったり残念がったりするのが本筋なのかもしれない。
が、負け惜しみでも何でもなく、俺は「Bye-bye My Blue Bird」が
このアルバムに収録されなくてよかったと心から思っている。


この記事でかつて書いた通り、
俺は歌詞の著作権を信託(全信託・部分信託のいずれであっても)するつもりはない。
そして、その方針は今でも変わっていない。

メジャーレーベルからアルバムがリリースされるともなれば、
当然その収録楽曲には、著作権が信託される余地が発生する。
(今回、『ReFraction』の収録楽曲が部分信託されるかどうかは知らないけど)

自分の書いた歌詞がそういう危険性に晒されるというのは、非常に由々しき問題であるわけで。




俺にとって、自分の書いた歌詞というのは、手塩にかけて育てた娘のようなもの。
そして、その「娘」を育てたのは、
コンポーザーさんの書いた「楽曲」という伴侶と添い遂げてもらうためであって、
音楽出版社とかいう得体の知れない女衒に売り飛ばすためじゃない。


ミクGTコンピアルバムに「Set and Go!! −with Advanced Rhythm−」が収録される際に
OKを出したのも、楽曲の著作権は信託されない、ということが確認できたからの話。
(実際問題、アルバム発売後も俺は一銭も受け取っていない。そういう契約にしてもらったので)



好きなこと・書きたいものを歌詞にして、それが運よく曲になれば、俺はそれだけでいい。
mp3ができた時点で、俺の欲望は達成されているのだから。
(ニコ動も、俺にとっては所詮オプションのひとつにすぎない)

信託されて金もらっても嬉しくないし、そういう話は面倒で仕方ない。
その先の活動に対するプレッシャーにもなってしまうし、
書きたいものも書けなくなりそうで、嫌だし怖い。
そもそも金もらえるクオリティの詞だとも思えないし。



虹原氏が「Bye-bye My Blue Bird」を『ReFraction』に収録しなかった理由は、
たぶん全く別のところにあるんだろうとは思う。
でも、俺にとっては結果的に、面倒なことにならずに済んだ(金銭的にも活動ポリシー的にも)わけで。
そういう部分でも、逆に虹原氏に感謝したいぐらいの気持ちでいる。

posted by mak.kanz@wa at 04:18| Comment(0) | TrackBack(0) | 雑記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする