2011年05月23日

自作詞ライナーノーツ#14 「Porta da Vida」

今回のライナーノーツは、
現在のところ「俺的ニコ動最新作」である、こちらの曲です。


[ニコニコ動画]


[ピアプロ]

Porta da Vida powered by ピアプロ

[歌詞]
http://piapro.jp/content/9fwby5vkmmpfb0ad


nocchi1031氏(パレットP)とのコラボ4作目になります。
イラストにrumecoさんを迎えてのコラボという点では、「1987」以来になりますが。



今回、TwitterのDMで作詞のオーダーをいただいたのが、5/9(月)のこと。
希望する歌詞のイメージを伺ったところ、ボサノバ風のムーディーなオケと一緒に
「大人の女性な雰囲気の歌詞が」というイメージをいただきました。

オケをDLし、譜割おこしのために聴きこんでいる最中、
「これも一緒に」と送られてきたDMには、
rumecoさん謹製のいい雰囲気のイラストが。

[イラストはこちら]
http://www.pixiv.net/member_illust.php?mode=medium&illust_id=18933782



「…え゙??? オケも絵もある、ってことは、
 これってもしかして『詞待ち』ってこと?

 ちょwww俺の作業待ちとか超プレッシャーwww
 しかも何wwwこのふつくしいイラストwww
 うはwwwwwwwみなぎるけどハードル上がりんぐwwwwwww」



もう、いろんな意味でおかしなテンションになって、
草でも生やさなきゃ逆に冷静になれないような、そんな勢いでしたw



とはいえ、うぇうぇ言っててもタスクは進まないので、
「大人の女性」というイメージからどんな詞にしようか検討開始。


で、「このMEIKOにはどんな雰囲気の歌詞が合うだろう…」と思いながら
rumecoさんのイラストを見ていたんですが、
まず強い印象をもって飛び込んできたのは、その「瞳」でした。

どこか愁いを含んだような、それでいて「海のような深さ」をたたえた瞳。
そのまなざしに、
『何もかもを優しく受け止めて許す包容力』を感じました。



そこから導き出された主人公の姿は、「待つ女」。



  小さな港町の小さな酒場。
  薄暗い灯りが頼りなく照らし出すステージの上で、
  長年使い込まれたスパニッシュギターを爪弾きながら歌う女性。

  彼女には、胸に想うひとがいる。
  しかしその想い人は、自由気ままに旅の空を往く日々を送り、
  今日もどこかをふらふらと放浪している。

  わがままで子供みたいなひとだけれど、
  誰よりも優しくて、かけがえのない彼の帰りを待ちながら、
  彼女は今夜も「裏路地の歌姫」として、酒場のわずかな客のために、
  そして彼のためにそっと歌い続ける──




というコンテが脳内に書きあがりました。
勝手気ままな男(船)を、静かに待ち続ける女(港)…というイメージです。

そして真っ先に打ち込んだフレーズが、いちばん最後の


  わたしはあなたの港 ずっとここにいるから


でした。
そこから先は、サビ⇒Bメロの順で、比較的順調にフレーズが浮かんできました。
相変わらず、Aメロのフレーズにはちょっと悩みましたがw


Aメロのフレーズと同じぐらい、タイトルも思い悩みました。
「港」をキーにした日本語では、
タイトルだけがやたら演歌くさくなりそうに思えたからですw
さりとて、英語タイトルでは何かフィットしないような気もして、
どういう風にしようか思案投げ首。



「…そうだ。ラテン系の言語にしてみよう」



早速Google翻訳のページを開き、
サビのフレーズにも使った「わたしはあなたの港」という文章を、
イタリア語・スペイン語、そしてポルトガル語に翻訳。
しかし、それでも何となくしっくりこず。

その時、ふとひらめきました。

「男はいつでも、女という港に帰るもの。まさにそれは『人生の港』じゃないか」

で、今度は「人生の港」を、上述した3ヶ国語に再度翻訳。

「そういや、ボサノバはブラジル発祥の音楽だし、
 ブラジルの公用語であるポルトガル語にしてみよう。
 主人公のいる酒場も、何となくポルトガルの港町っぽいイメージで考えてたしw」

ということで、ポルトガル語の翻訳結果である
「Porta da vida(ポルタ・ダ・ヴィーダ)をチョイスしました。



そして、歌詞納品から3日後。
「天使も聖者もこの街にはいない」の時と同様、あっという間の動画うpに、
またもや「ちょwwwパレさん仕事早ぇwwwwwww」
と驚かされましたw



今回は、本当にrumecoさんのイラストに助けられました。
あのイラストがあったからこそ、この歌詞は生まれたと思っています。
(ガットギターとボサノバというキーワードだけで、オケもなしに
 あの絵を3時間で仕上げたという点は、驚嘆というか賞賛の一語に尽きます)

nocchiさんのオケも、聴けば聴くほどに
胸の奥にじんわりと沁み込んでくる味わいの深さで。
このオケを誰よりも真っ先に聴くことができるという「曲先コラボのメリット」を
今回もたっぷりと味わわせていただいた、という感じです。

おふたりのクオリティが高すぎるので、毎回々々
「何か俺だけがいろんな意味でショボいよなぁ…」と思ったりもしていますが(´・ω・`)



これからの季節に合いそうな曲なので、、
静かにグラスでも傾けながら聴いていただければ、と思います。
ぜひ。





posted by mak.kanz@wa at 14:49| Comment(0) | TrackBack(0) | ライナーノーツ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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